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ジョン爺さんの容態が日を追うごとに悪化していく。
昨日の昼に水でふやかしたドックフードを5粒と総合栄養剤2g程度を口にしたきり、ご飯を食べようともしない。
水も自力で飲めなくなってしまった。
目を虚ろに開いて、ただただ呼吸をし、心臓が動いている状態。
薬など投与する必要もなくなった。
ついに、来るべき時が来てしまった証なのだろう。
今日、母がぽつりと言った。
「ジョン君、早く楽にしてやらんとかわいそうよ」
それは安楽死を選択すると言う事。
実は、3週間ほど前にも獣医さんに安楽死を打診された事がある。
その時は母も私も即答で断った。
だが、今回は母が散々悩んで出した選択。
母の中ではもう、決心ができているようだった。
私は・・・・正直なところ答えが出せないでいる。
母の選択は、決して間違ってはいないと思う。
事実、ここ1週間でジョン爺さんの容態は急激に悪化し、もう彼の目には何も映っていない。
こう言うのは言葉が適切ではないかもしれないが、惰性で生きている状態なのだ。
ジョン爺さんの呼吸・脈は日に日に弱くなっていく。1日1日、確実に死に近づいているのだ。
母がジョン爺さんのそんな姿を見て、安楽死の選択を取ろうとするのも理解できる。
だが、一方で私はできればジョン爺さんを安楽死させたくないと思っている。
それは、ジョン爺さんが本当に生きることを放棄しているか判断できないからだ。
「ジョンじーさん」と声をかけて体に触れれば、一瞬だが、確実にこちらに目を向ける。
無論、その目は濁ってしまっていて何も映してはいない。だが、意識は確実にジョン爺さんの中にある。
それを、外から見ている人間が一方的に消し去ってしまってもいいものなのだろうか。
生き物は、生きることについて貪欲だ。最後の最後まであがき、生にしがみつく。
今のジョン爺さんが一個体の生物になっているのであれば、なおさら命続く限り生にしがみつこうとするのではないかと考えてしまう。
・・・・しかし、こんな風に考えることすらも私のエゴなのだろう。
ジョン爺さんは今、どう感じているのだろうか。
今すぐ楽にしてほしいと願っているのか
自分の足で最後に向いたいと願っているのか
いずれにしても、選択の時が近づいている。
2007/09/20 わんこたち Trackback() Comment(2)
COMMENT
難しい問題ですね。。。(>_<)
セトさんの言う事もわかるし、
お母さんの気持ちも痛いほどわかる。。。
写真みてるだけでも涙がでてしまいます。
きっとそばで見守る、セトさんやお母さんは、
もっと辛い気持ちだろうと思うけれど・・・
私自身、なにもできなくて心苦しいのですが、
ただ。
ジョン爺さんが、苦しんだりしなければいいなって思っています。
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セトが即答するの
セトが即答するの?
BlogPetのテン 2007/09/21 14:30 URL EDIT RES